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住宅の断熱等級とは?等級ごとの違いを解説

公開日:2025/12/15  

等級

せっかく注文住宅を購入するなら、断熱性の高い快適な住宅を手に入れたいと考えることでしょう。今回詳しく解説する「断熱等級」は、住宅の断熱性能を表す指標です。本記事では、断熱等級ごとの違いや、断熱等級の高い家づくりに関する注意点などをまとめて解説します。家づくりを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

断熱等級ごとの違い

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標で、2000年に施行された品確法に基づいて定められています。断熱等級の数字が大きいほど、熱の出入りが少なく、断熱性能が高いことを意味します。2023年現在、断熱等級は1から7まであり、7が最高等級です。

これまで最高だった等級4に加え、2022年4月には等級5、同年10月には等級6・7が新設されました。これは、日本でもカーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ性能向上が求められている背景があります。断熱等級では、日本を1~8の地域に区分し、それぞれの地域ごとに満たすべきUA値とηAC値の基準が設定されています。

UA値は室内外の熱の通りやすさを示すもので、ηAC値は冷房期にどれくらい太陽熱が住宅内に入るかを示す値です。いずれも数値が小さいほど断熱性が高いとされています。さらに、断熱等級と似た指標として「省エネ等級」があり、こちらは断熱性能だけでなく、住宅が1年間に消費する一次エネルギー量も評価対象となります。現在、新築住宅では断熱等級4以上が標準となっており、2025年以降は全ての新築住宅で等級4以上、2030年には等級5以上の適合が義務化される予定です。

等級4

等級4は、平成11年に制定された次世代省エネ基準に沿った性能を示します。窓や玄関など開口部の断熱も求められます。

等級5

等級5はZEH水準に相当します。等級4よりも厳しい基準を満たすことで約20%の省エネ効果が期待されます。

等級6

等級6はHEAT20 G2レベルに対応し、冬季の室温を地域ごとに一定以上に保つことを目標とています。この等級においては、約30%の省エネ効果が見込まれます。

等級7

最高等級である等級7はHEAT20 G3レベルに相当します。より高い断熱性を実現することで、等級4と比べて約40%の省エネ効果が得られるとされています。

断熱等級を高めるメリット

断熱等級を高くすることには、住宅の快適性や経済性、健康面でさまざまなメリットがあります。

家の中の快適性が高まる

まず、断熱等級が高い住宅は熱の出入りが少なく、室内の温度変化が小さくなるため、一度快適な温度にするとその状態を維持しやすくなります。これにより、季節や時間帯に関係なく快適で健康的な室温を保ちやすくなる点が大きな利点です。

ヒートショックのリスク低減

また、家の中の温度差が小さくなることで、急激な温度変化によって血圧が急上昇・下降する「ヒートショック」のリスクを低減できます。特に高齢者にとっては、浴室やトイレなど暖房されていない場所への移動時の健康リスクを抑えられるため、安全性の向上にもつながります。

光熱費の削減

さらに、断熱性能が高まることで暖房や冷房の効率が上がり、光熱費の削減も期待できます。例えば、断熱等級を4から5に上げると、約20%の省エネ効果が得られるとされ、年間の光熱費も大幅に抑えられます

断熱等級の高い家づくりの注意点

断熱等級が高い住宅を建てる際には、断熱性能の向上だけでなく、住宅全体の快適性や健康面に配慮した設計が重要です。

カビ・ダニや結露の対策が欠かせない

まず、断熱等級が高くなるほど住宅の気密性も高まるため、屋内に熱や湿気がこもりやすくなります。その結果、カビやダニの発生、結露といった問題が起こる可能性があります。そのため、高断熱住宅では通風計画をあわせて検討することが欠かせません。

通風計画とは、換気扇などの機械に頼るのではなく、屋根裏や基礎パッキンから自然に入る風の動きを計算し、季節ごとの風向きや流れを考慮して窓の位置や大きさ、開閉方法を設計することを指します。これにより、湿気や熱がこもらない快適な室内環境を維持できます。

窓の配置・サイズ・ガラスの種類にも要注目

また、窓の配置やサイズ、ガラスの種類も住宅の断熱性能に大きく影響します。日本の住宅では、南側に大きな窓を設けて日差しを取り入れたいと考える人が多いです。しかし、窓は熱の出入りが最も大きい部分であるため、断熱性能を高めるには窓の数を必要最小限に抑えたり、断熱性の高いガラスやはめ殺し窓を選ぶことが重要です。日当たりの確保よりも、室温に対する影響を優先した設計が求められます。

施工技術の高い業者を選ぶ

さらに、高断熱・高気密の家づくりでは施工技術も大きなポイントとなります。いくら高性能な断熱材を使用しても、ダウンライトやコンセントの取り付け穴、サッシのすき間などから空気が漏れてしまえば断熱効果は低下します。

そのため、C値(住宅の気密性を示す数値)を測定し、気密性まで考慮した施工が可能な建築会社に依頼することが重要です。経験豊富な施工業者であれば、断熱材の施工精度や建材の隙間処理、窓まわりの施工など細部まで丁寧に対応してくれるため、計画通りの高断熱住宅を実現しやすくなります。

まとめ

住宅の断熱等級は、家の快適性や省エネ性能を左右する重要な指標です。等級が高いほど熱の出入りが少なく、室内温度が安定するため、季節や時間帯に関係なく快適で健康的な暮らしが実現できます。また、ヒートショックのリスクを減らし、光熱費の削減にもつながります。ただし、高断熱住宅では気密性が高まる分、湿気や結露、カビ・ダニの発生に注意が必要です。また、窓の配置やサイズ、ガラス選び、季節ごとの風の流れを考慮した通風計画が欠かせません。さらに、高性能な断熱材を活かすためには施工技術の高い業者を選ぶことも重要です。C値の測定や隙間処理まで丁寧に行うことで、計画通りの快適な高断熱住宅を実現できます。

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