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危険なヒートショックを防ぐ!注文住宅に欠かせない対策とは

公開日:2024/12/15   最終更新日:2024/12/16

ヒートショックの画像

ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがある危険な現象です。高齢者や持病を持つ方にとって命に関わることもあります。そんなリスクを防ぐためには、注文住宅の設計段階から温度差を最小限に抑える工夫が欠かせません。本記事では、ヒートショック対策のポイントをご紹介します。

ヒートショックとは

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、身体にダメージを与える現象のことを指します。とくに寒い冬の時期に多く発生し、高齢者を中心に深刻な健康被害を引き起こすことが知られています。

暖房の効いた暖かい部屋から、冷え切った浴室やトイレなどに移動する際に、急激な温度差が生じることで血圧が上下し、心臓や血管に大きな負担がかかります。このような血圧の大きな変動が繰り返されることで、失神やめまい、立ちくらみといった軽度の症状から、重度の場合は脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる重大な症状を引き起こすのです。とくに冬季(11月〜4月)は、室内の気温差が非常に大きくなりやすく、ヒートショックのリスクが高まります。

たとえば、暖房の効いた部屋が25℃であった場合、暖房のない脱衣所や浴室は10℃以下になることもあります。このように10℃以上の温度差があると、ヒートショックの危険性が高まるとされています。また、浴室においては熱い湯船に長時間浸かることで体温が急激に変化し、さらなる血圧の上下を引き起こします。ヒートショックは高齢者に多く見られますが、その理由として加齢による血管の柔軟性低下や持病(高血圧や糖尿病など)の影響が挙げられます。
実際に、ヒートショックによる死亡者数は年間1.4万人にも及ぶとされており、これは交通事故の死亡者数を大きく上回ります。このため、住宅設計や日常生活の中での予防策が非常に重要となります。

ヒートショックが起きやすい場所

先述したとおり、ヒートショックは急激な温度の変化で血圧が急変し、心臓や血管に負担がかかり、場合によっては命に関わることもある現象です。家の中でもとくに気を付けたい場所として、脱衣所、浴室、トイレ、洗面所、廊下、玄関などが挙げられます。
伝統的な日本の家屋では、浴室やトイレが北側に配置され、暖房設備がない場合が多いです。冬場は外気の影響を受けやすく、これらの場所は著しく冷え込むため、暖かいリビングとの温度差が生じやすいのが特徴です。浴室では、タイル張りの床が冷たく、服を脱ぐことで体温が下がるため、ヒートショックが発生しやすくなります。


また、寒い廊下や玄関も注意が必要です。興味深いことに、東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、冬の寒さが厳しい北海道や青森県よりも、比較的温暖な香川県や兵庫県でヒートショックの発生率が高いことがわかっています。寒冷地では、断熱性能の高い家屋が多く、浴室やトイレに暖房設備を設けるなど、寒さへの対策が進んでいるためです。
一方で、温暖な地域では寒さへの備えが不十分なことが多く、家の中の寒暖差が大きくなりやすいことがヒートショックのリスクを高めているといえます。とくに高齢者は体温調節機能が低下しているため、注意が必要です。

ヒートショック防止のためにできること

ヒートショックは、失神や心筋梗塞、脳卒中などの深刻な症状を引き起こす危険な現象です。これを防止するためには、住まいの環境を改善し、寒暖差を抑える対策が重要です。以下に、具体的な方法をご紹介します。

トイレ・廊下・玄関の寒暖差を抑える

ヒートショック防止のためには、住まいの間取りにも工夫が必要です。たとえば、トイレや脱衣所への出入りをリビングから直接行えるように設計すると、寒い廊下をとおる必要がなくなります。

脱衣所に関しては、扉を事前に開けておくことでリビングと一体化した空間となり、快適な温度を保ちやすくなります。とくに高齢者は夜間や早朝にトイレを利用する機会が多いため、寝室の近くにトイレを設計するのも効果的です。さらに、温水洗浄便座機能付きトイレを導入し、便座を暖かく保つことで快適さと安全性を高めることができます。

家の断熱性能と気密性能を高める

家全体の断熱性能や気密性能を向上させることもヒートショック防止に欠かせません。壁や天井、床、窓などをしっかりと断熱することで、室内の暖かい空気が外に逃げにくくなります。同時に、気密性能を高めて隙間をなくすことで、外からの冷気の侵入も防ぎます。

これにより、室温が一定に保たれ、冬でも暖かい室内環境が実現します。とくに窓は熱が逃げやすいポイントであるため、二重窓や断熱ガラスを採用すると効果的です。家全体を暖め、部屋ごとの温度差を最小限に抑えることで、ヒートショックのリスクを軽減できます。

暖房設備を工夫する

ヒートショックを防ぐには、居室との温度差を小さく保つことがポイントです。そのため、冷えやすい場所(トイレや廊下、玄関)に小型の暖房器具を設置することも有効です。

たとえば、浴室には浴室暖房乾燥機を導入し、使用前に暖めておくことで急激な温度差を防ぐことができます。さらに、暖房設備は電気やガスなどさまざまな種類があるため、家の環境やライフスタイルにあったものを選ぶことが大切です。

まとめ

ヒートショックは、日常生活の中で誰にでも起こりうるリスクです。高齢者だけではなく、健康な大人はもちろん小さなお子さんにとっても危険なので、対策をしておくに越したことはありません。

これを防ぐには、家の中の温度差をなくすことが重要といえます。トイレや脱衣所、廊下など寒くなりやすい場所に暖房を設置したり、間取りを工夫したり、建物自体の断熱性能や気密性能を高めることで、家全体を暖かく保つ工夫をしましょう。

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